看護師の私が思うこと

私は三年目になる看護師です。まだまだ未熟者でらありますが、日々の業務にもやっと慣れてきました。私が初めてターミナルの患者さんを受け持ちさせて頂いた話です。

その方は50代女性、とても明るくて陽気なAさん。はじめは癌を摘出する手術で入院されました。その後悪性とわかり、抗がん剤治療開始となりました。どんどん髪は抜け落ちていく吐き気、倦怠感とおもい副作用に悩まされていました。

そんななかでもAさんは明るく看護師さんみんな優しいから頑張る、病気も悪くないねと言ってました。まだ歩くことができるので気分転換に散歩にいったりしました。私も勤務がおわってからもAさんの病室を訪れ、話を聞いていました。

その後の経過はどんどん悪くなり特別個室にいきました。癌の進行は悪くなるにつれ、とてつもない痛みをともなっていきます。最初は飲み薬や貼り薬ですが、飲めなくなったり痛みが強くなると点滴の塩酸モルヒネ投与となります。はじめは少量ですが日に日に投与量は多くなっていきました。

麻薬の量が増えると意思疎通もできなくなります。そんななか私たち看護師ができることは、痛みをとりのぞけること、身体を清潔に保ち、床擦れができないようにすること、そしてからだの変化を見逃さないことです。

あと特に気をつけることは家族の精神的ケア。今まで普通に話していたのに不穏症状があらわれたりすると家族は動揺します。なので少しでも安心できるようにしっかり説明し理解してもらい気持ちによりそうことを大切にします。

ナースステーション内にあるAさんの心電図モニター。だんだんと弱くなっていき、ご家族に見守られながら亡くなりました。

Aさんを通じて私たち看護師が考えることは、少しの変化も見逃さないように日々勉強し知識や技術を身につけることと患者さん家族のおもいを尊重した看護をすることです。みんなが健康で生きていけることはこの上ない幸せなことです。しかし病気になったとき、看護師が患者さん家族の手助けになるように日々努めていきたいとおもいます。

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