看護師という仕事の役目

看護師という仕事の本当の役目は何か、考えたことがある人はいるでしょうか。もしかしたら、多くの人は患者の病を完治させることと答えるかもしれません。それも、もちろんあると思います。

けれども、私はもっと大切な役目もあると思うのです。それは、病院へ来られた患者さんの不安を少しでも取り除いてあげることだと思います。病を抱えた患者さんが病院へ来られたとき、まず、最初に治せるのは病の症状の緩和ではなく、その患者さんが抱えている病への不安だと思います。

多くの患者さんは、多かれ少なかれ、不安を抱いて、来院されています。私もそうでした。特に子供のころは、病院がとても怖くてたまらない場所でした。そんなとき看護師さんの優しい声かけや笑顔がらあるだけで、安心するのです。

大丈夫だよ、の一言がどれだけ救われることかと実感した記憶があります。また大人の方も同じことだと思います。特に病気が重症であればあるほど、その人の不安は大きいことでしょう。

そんなとき、看護師さんの接し方ひとつで頑張って治療しようと思えるのではないでしょうか。病は気からと言われるように例え病気にかかってしまっても、気持ちがポジティブに変われば治るのも早いと思います。

これまで述べてきたように看護師としての役目は、来院された患者さんの病気を見るのではなく、まず気持ちの面で救ってあげることが最優先だと思います。一番よくないのは、あくまで業務の一貫として流れ作業をしてしまうことです。

来院された患者さんにカルテを作るために問診し、先生から呼ばれるまでお待ちください。診断が終わられたら、良かったですねお大事に、はい、終了です。では絶対いけません。これは私が実際に今まで見て体験した苦い思い出でもあります。

仕事のために業務の一貫として接する看護師さんは患者さんに必ず伝わります。そして最後まで不安と闘いながら病院で過ごす時間は言葉に表せないほど苦痛な時間です。ぜひ、看護師として働く方には、病気よりもまず、患者さんの不安を取り除いてあげることを最優先にしていただきたいものです。

メニュー

ページの先頭へ